電材工業部
こんな仕事をしています!
チップ型の電子部品を搬送するために使う紙製の包装資材、「キャリアテープ」を電子部品メーカーに販売しています。
営業として販売業務がメインとなりますが、販売に伴う商品の品質改善に向けた活動やクレーム対応、在庫管理が主な担当業務です。
お客様の生産した製品の工程歩留まり(テープに部品を搭載する作業の効率性)に影響する商品であるため、商品の品質が重要であり、品質の確保・向上に努めています。
ここが面白い!
私の販売している商品は、当社が仕入れた原紙を加工会社に納入し、製品(テープの状態)に仕上げてから販売しているものです。原紙のメーカー・加工会社と密にコミュニケーションを取り、お客様の求める商品を一緒に作り上げていきます。
様々な問題が起きますが、各社と協力し合って問題を解決していくプロセスは商社ならではであり、一人では解決できない課題を皆で協力して解決していけることがありがたく、また、やりがいを感じています。
ここが難しい…
近年の自動車の電装化に代表されるように、あらゆる分野の電子化により、お客様から求められる品質が年々高くなっているように感じます。コストをかけることによって品質を強化できる場合もあるのですが、かけたコストは商品の価格に転嫁されるため、商品のコスト競争力を落とすことになってしまいます。
費用対効果のバランスを見つつ、どこまでの品質を確保すべきか、お客様・製紙会社・加工会社それぞれの合意を得ながら、商品をつくり込んでいくことがとても難しいです。
忘れられない仕事
お客様の製品生産工程に大きく影響を与える品質クレームを出してしまったことがあります。
要因もすぐには特定できず、波及性(他の商品にも同じ問題が発生していないかどうか)も明確にできない状況のなかでクレームが多発してしまい、お客様に多大な迷惑をかけてしまいました。
クレームの原因を探るなかで、お客様の工場で製造工程に入らせていただき、現場の作業員の方と一緒に検品作業をしました。クレーム発生時の現場のピリッとした空気は、今でも忘れられません。商品の不具合が起きている現場を目の当たりにすることで、自分が販売した商品がどういう工程をたどると不具合が生じるのか、商品の特性についての理解を深めることができました。また、歩留まりの悪化はどの程度なのか、それが工程に与える影響の大きさを身をもって知ることができました。
お客様にはご迷惑をおかけしてしまった案件でしたが、自分たちの供給責任の大きさを痛感するとともに、商品や生産工程に関する知見を得ることができ、その後の営業活動に取り組んでいくうえで、非常に有意義な体験になったと感じています。
1日のスケジュール
7:00 |
起床8:00頃に家を出ます。 |
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8:40 |
出社 その日のスケジュールを確認します。 |
10:00 |
社内業務 お客さんからの問合せや要求事項に対応をします。 |
12:00 |
昼食 会社の食堂で食べます。 |
14:00 |
外出
担当得意先を訪問。 |
18:00 |
直帰 打合せが長くなる場合は会社に戻らず直帰します。 |
24:00 |
就寝 |